花壇や家庭菜園などの範囲が限定される場合は金網などで被害箇所を囲ってしまえばモグラの侵入はなくなりますので被害にあいません。網目1cm程度の金網を深さ60cm程度まで埋めて下さい。この際に下部10cm程度は外側に向けて直角に曲げて、上部は地中から20cm程度出しておいて下さい。
または液体タイプで使いやすく天然素材100%使用し臭いのバリヤーでモグラを寄せ付けないモグラ忌避液の逃げまんねんを2m程度の間隔で散布して下さい。一度まくと約2ヶ月間有効です。短時間に大量の雨が降ると流れてしまい効果がなくなりますので、再度同じ方法で散布して下さい。
|
|
またモグラの巣穴などが特定できる場合は固形タイプのモグラ忌避剤のモグラ・ヘビ・ムカデZやモグラクリンを数個投入して下さい。
モグラは一度作った通り道を何度も使い餌を探して進み、この際に潰れた通り道は再度復旧する習性があります。このモグラの通り道(トンネル)が分かる場合は、通り道を潰し地表を平らにした後、D型モグラ捕りもしくはモグラ捕りを設置して下さい。モグラが潰された通り道を再生する際に地表が盛り上がると捕獲器の感知版にあたり捕獲器が作動してモグラを駆除します。この際に捕獲器の周辺を湿らしておくとどモグラの餌(ミミズ)が集まりやすくなるので捕獲率が上がります。
生け捕りする場合は通り道にソット入れるだけでモグラを捕獲するもぐらハウスがあります。
モグラ被害の大半は地中に作る通り道(トンネル)によるもので、庭の芝生やゴルフコース、工場の敷地などに侵入し、土を盛り上げ、土の保水力を下げ植物を傷めたり、農業害獣としては畑、ビニールハウスなどでトンネルを掘る際に農作物の根を傷つけ枯らす、または通り道をネズミが通り農作物を食べるなどの被害を受けます。まれですが人間への直接的な被害もあり庭やグランドなどに掘った穴に足をとられて転倒するなどもあります。
モグラは体形がネズミと似ているのでネズミと同類に思われる事もありますが食虫目に属し、げっ歯類のネズミとは遠縁です。目は小さく、直径1mm程度で皮膚に埋まりほとんど見えていません。耳も小さいですが聴覚には優れ、また嗅覚も発達しているので逃げまんねんなど忌避剤の臭いのバリヤーは効果的です。鋭い爪のあるスコップ状の前足で土中にトンネルを掘り、ミミズや虫の幼虫を主なエサとして活動しています。複雑なトンネル網を作り滅多に地上には出ないが夜間、エサを求めて地上に出る場合もあります。
冬眠などはせずに1年中活動し、寿命は約4年と考えられています。1年中活動しているモグラですが通り道(トンネル)の深さの関係から捕獲に最適な時期は春先~秋口が最適です。寒い季節は凍結などの恐れから深めに穴を掘る事が多いので捕獲には適しません。
モグラの巣は木の根の下など雨の侵入が防げる場所が条件です。この巣から本管(トンネル)を堀り進め、餌場(ミミズや幼虫など)に進む通り道(トンネル)などを作ります。餌場に餌が少なくなると次々に通り道(トンネル)を堀り新しい餌場を探します。この事からトンネルは使っているトンネルと、使っていないトンネルがあるので捕獲器を設置する際は注意が必要です。本管は田畑や畦道など変化にとんだ場所、ブロック塀などの障害物に沿って作られる事が多く、モグラの移動のは主に本管を使い移動します。この本管はモグラにとって大事な道なので潰されても復旧して進みます。この習性を利用した捕獲器がD型モグラ捕り、モグラ捕り、もぐらハウスとなります。
|