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アブラナ科の緑黄色野菜です。水菜は日本
の京都が原産といわれています。肥料を使わず、水と土だけで作られていたことから、水菜と呼ばれるようになったと言われています。関西では水菜と呼びますが、関西以外の地域では京菜と呼ぶことが多いです。それは、京都から全国に広まったためです。水菜には、葉が細長くて細かい切れ込みのあるものと、葉に切れ込みがなく、細長い丸葉のものの2種類があります。関西では千筋京水菜という種類が、多く栽培されています。千筋京水菜は繊細な葉っぱが千本近くも出ることから、この名前がつけられました。関東地方で作られているのは、茎広京菜というもので、茎が太く、千筋京水菜に比べると葉の幅が広く、切れ込みも浅いです。
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水菜の花は、アブラナ科ですので、菜の花に似ています。
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のどや鼻の粘膜を潤すビタミンA(βカロチン)を多く含んでおり、細胞のガン化や促進を抑制し、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるといわれています。ビタミンAのほかに、B・C・E・Kなどが含まれており、豊富なビタミン類はお肌の潤いを保ち、冬場のひび、あかぎれ、しもやけ等を予防します。鉄分も豊富であるため、つかれやすいヒトにもおすすめです。
また、水菜に含まれる葉緑素には中和解毒効力(浄血作用)があり、二日酔いや悪酔いを緩和してくれます。最近では活性酸素を抑制し、ガンを予防するはたらきがあると言われています。以前は、はりはり鍋や、漬物として食されていましたが、最近では生食でサラダとしても食されるようになってきました。
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白錆病 |
これは白錆病菌が寄生して起こる病気で、葉の裏側や花軸などに乳白色のややふくらんだ
斑点(胞子層)を多数つくるのが特徴で、これらは古くなると破れて、白い粉(胞子)が飛び散る。 |
ベト病 |
はじめ葉の裏側に緑褐色で形が一定しない小斑をつくり、しだいに拡大して暗褐色をした多角形の病斑となる。葉の裏側に灰白色のかびをつくるが、病斑が古くなるとかびは消えて黒褐色となり、その部分が極めて破れやすくなる。 |
アブラムシ |
吸汁性害虫、体調2ミリから4ミリ、体色は濃緑、淡緑、赤、黒、茶、黄色など様々です。 |
コナガ |
体長約10ミリの蛾で、その幼虫がアブラナ科植物を加害する世界的な大害虫である。 |
ハスモンヨウ |
成虫は開張34から41ミリで、前翅は淡黄褐色で、斑紋は黒褐色、外方は広く紫灰色を帯びる。後翅は白色半透明である。若齢幼虫は頭部が黒色で、体は黄緑色。
関東以西の暖地に発生し、多くの野菜類を加害する重要害虫である。 |
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